第37回「でれすけ」「ごじゃっぺ」(千葉県 茨城県)
【問題】
千葉県出身の子と茨城県出身のはあことが喧嘩をしています。
千葉県出身の子が言った「でれすけ」と、はあこが言った「ごじゃっぺ」とはどういう意味でしょう?
協力者:山越瑞希さん
【解説】
「ごじゃっぺ」は「いい加減」という意味で茨城県を中心に北関東で使われます。会話の中で、千葉県出身の子が発した「でれすけ」も同じような意味で使われます。この「でれすけ」は茨城でも使われるため会話が成り立ったわけです。
ただ、「でれすけ」はもともと「好色でだらしのない人。しまりのないのろい男。」という意味で、明治初期に三遊亭円朝の落語で使われたと言われています。そこから「だらしない奴」「いい加減な奴」と意味が広がっていったようですね。今風に言えば、「しょーもない奴」といった感じでしょうか。
映画「フラガール」の中でも多用されていたように、使用地域は福島県の一部にまで広がっています。