収録語数約４万９千語の小型国語辞典。
一回り大きな活字を使用し、簡明な解説と併せて使いやすいと大評判。
1982年に初版を刊行以来、16年ぶりに出す改訂第二版。初版時から好評の、大きな活字と簡素でわかりやすい解説という特長を踏襲し、加えて編者・大石初太郎氏の専門の分野である「敬語」の正しい使い方を示した端的な解説の囲み記事を多数、本文随所に新設しました。敬語の乱れが取りざたされる現代にあって、敬語のあるべき指標を示した国語辞典といえます。
また、古典入門期に必要な、約300語の代表的な古語で古典学習にも目配り。中学生以上の学生ももちろんのこと、ベテラン世代にも読みやすい手軽で堅実な辞典です。

●読みやすい大きな活字
類書に比べて一回り大きな活字を使用しているので、読みやすさが格段に優れています。一般の辞典の小さな字を読むときの読みにくさや圧迫感がありません。

●要所に敬語の囲み記事
本文に収録したことばに関連して、要所要所に正しい敬語の使い方を解説した囲み記事があります。敬語の使い方が苦手な人や若い人などにうってつけです。

●「故事」の囲み記事も多数増補
重要な故事のいわれを、的を射た解説で紹介します。辞典の中の小さな読み物として楽しめます。

●知識の宝庫の「一行知識」
本文欄外下段に特定の見出し語に関連して、さらにそのことばの意味を補強する一行知識を掲げました。

●複雑な漢字は「拡大文字」で表示
本文見出しで示した漢字のうち、画数が多くて複雑な漢字は、超拡大文字で示しました。漢字の正しい形が細かいところまでよくわかります。実際にどう書いていいか分からなかった漢字、実生活で目にする機会は多くても、つい平仮名で書いていたというような漢字（齷齪・薔薇など）もこれで安心。

●充実の付録
現代を読み解く上で欠かせない約700語の「最新カタカナ語」や「語の活用」「文化史年表」など、学習や教養に役立つ項目が充実。