なり‐わい【生業・家業】 1、五穀が実るようにつとめること。田畑を耕作すること。農耕。農業。また、その作物。 2、生活していくための仕事。世わたりの仕事。職業。家業。せいぎょう。 3、小正月の予祝行事として、若木で小さな百姓道具を作って祝うこと。 《語誌》 1、漢語「生計」に対応する和語。奈良・平安時代に多用されたが、中世には、文章語の性格が強くなり、近世になると文語色の濃い談義本や読本などで用いられた。 2、中世後期には、狂言や抄物、さらにはキリシタン資料などには「すぎわい」が、江戸時代には「くちすぎ」がそれぞれ「生活のためのてだて」の意味として多用されるようになる。 《語源説》 1、ナリは五穀がナリ(生)出るの義。 2、ハヒは状態を示す助辞。 3、ナラハシフルの約。 日本国語大辞典WEB版『日国オンライン』より |
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