なつ【夏】
《語源説》
1、アツ(暑)の転。アツ(温)の義。アツ(熱)の義。
2、アナアツ(噫暑)の義。
3、ネツ(熱)と通ずるか。
4、草木がナリイヅル(造出)の義。稲がナリタツ(成立)の義。成の義という。稲がナリツク(生着)の義。
5、ナガテル(長照)の反。
6、ナはナユルのナ、ツは助語。
7、ナデモノ(撫物)のナヅと関係のある語。接触によって穢れを落とす、季節の祭祀から出た語か。
8、naatuの複合語。naは接頭語。atu はudaru (煮)・iteru (凍)などと同語。


〔『日本国語大辞典 第二版』より ※出典は省略〕

 
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