ちょっ‐と【一寸・鳥渡】

【一】〔副〕
(副詞「ちっと」の変化したもの)
(1)時間、物事の量や程度がわずかであるさまを表わす語。大げさでなく行なうという気持をこめていう。ちっと。すこし。
(2)(打消のことばを伴って)事態や判断が簡単には成立しがたいことを表わす語。簡単には(…ない)、手軽には(…できない)。
(3)差し障りのあること、具合の悪いことを曖昧にぼかして表わす語。「私はお酒はちょっと…」「『今夜どう』『今夜はちょっと…』」

【二】〔感動〕
((1)の「ちょっと…」の陳述部分が略された用法から)軽く相手に呼びかけるときのことばとして用いる。ちょいと。「ちょっと、君」

〔日本国語大辞典第二版より〕

 
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